大野津神社

松江市大野町243(平成24年9月2日)

東経132度55分15.04秒、北緯35度27分45.78秒に鎮座。

 この神社は 一畑電鉄・津ノ森駅南に鎮座しています。この辺りは中世は大野荘と呼ばれ、大野氏の根拠地だったところだそうです。すぐ南は宍道湖畔でとても景色の良い場所に鎮座しています。
 又、境内などもとても綺麗に維持されており、氏子さん達の崇敬心の篤さが感じられる、気持ちの良い参拝が出来ました。
 
御祭神:須佐之男命
祭礼日:9月30・例大祭
境内社:御崎神社・金毘羅社、歳徳社他
由緒:当社は天平5年(733年)に撰進された出雲国風土記に、大野津社と記されており、後の延喜式神名帳にも登記された古社で、古来より里人が奉祝崇敬した名社である。
 大野灘は宍道湖北岸の重要な港であり「津」の名が起こるが、当社は海陸交通の神である。また、農耕の守護神でもあり、干天続きの年には、雨乞神事が行われた。さらに、厄除安全の祈願所として、人々の畏敬信仰の深いお社であった。
 寛永12年(1635年)5月、秋鹿郡吏だった岸崎時照は蛇骨を拝み崇敬の念を起こし、大野村中の人々と力を合わせ社殿を建立し、9月晦日を祭日と定めた。
 現在の祭神の御神徳を敬仰し年頭に厄災退散・交通安全の祈願を斎行している。

社頭
入口にいる昭和初期の出雲構え獅子
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(昭和6年(1931)10月建立)
明神鳥居
鳥居後ろにいる出雲狛犬
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境内の様子
入母屋造りの拝殿
拝殿にかかる額
「式内 大野津神社」
拝殿内の様子
大社造の本殿

境内社:御崎神社・金毘羅社 境内社:歳徳社
境内社 境内社
荒神 龍の石像物

神社から見える宍道湖の様子