春日神社

松江市手角町(平成17年11月24日)

この神社は松江市の北、島根半島で中海に面している手角町431号線沿いに鎮座しています。
 由緒は分かりませんが、御祭神は天児屋根命、経津主命と思われます。中海を眼前にして、以前は禊ぎをしていたのでしょうか。神社前から中海に階段が設えてありました。境内は燃えさかるような紅葉が緑の木々に映え、得も言われぬ美しい景色でしたが、神使いの鹿や狛犬が壊れたまま放置されているのは、見るに忍びない光景でした。

神社前の中海の夕闇迫る景色。
私のような脳天気な人間でも、そこはかとなく侘びしさを感じてしまう光景です。
中海に消えていく階段 神社全景
拝殿 拝殿内の様子
本殿 燃えるような朱を見せている紅葉
首が取れてしまったり体皮が剥落した神使いの鹿
阿は多分台座から落ちてしまったのでしょう。
収まりがつかなくなって台座と脚の部分が上下反対に組み合わされています。
吽も相当傷んでいます。
先代の鹿さん
先々代の鹿さんは胴体部分のみになっています。
摂社前の出雲構え獅子。苔むして摩耗してはいますが、まだ充分現役です。
この子達は尻尾が変わっています。