松江市島根町野波(平成17年11月24日)
この神社は松江市から北に向かい、島根半島を37号線で東に進んだ、野波漁港の入り口に鎮座しています。
創建は不詳で、御祭神は天照皇大御神、健速須佐之男命です。ここでは毎年1月3日には、25歳になる若者が、地区の西と東にある「神輿」を担いで、高張り提灯の灯りのゆらめく中、祝い歌に合わせてぶつかりもみあう「宮ねり」が執り行われています。
自然石の大きな社号標が旧国幣小社の貫禄を示し、極薄いこけら葺きの随神門と本殿の屋根が、得もいえぬ風情を醸し出していました。また、それほど広くない境内に、神門狛犬や石造狛犬が、新旧取り混ぜて11体もあり、その様は…壮観…というほかありません。