佐毘賣山神社

益田市乙子町51 (平成29年7月24日)

東経131度53分45.24秒、北緯34度40分37.19秒に鎮座。

この神社は、益田駅の東5km程の辺り、比礼振山の西側山腹に鎮座しております。

御祭神 金山彦命・金山姫命・大山祇命・埴山姫命・木花咲耶姫命

由緒
当社は、上古、比礼振山の山頂に鎮座ありて、金山姫、埴山姫、木花咲耶姫の三柱の姫神を祭る姫山神社がそもゝの始りである。
然るに寛平5年(893)美濃の国(岐阜県)中山南宮神社より金山彦命を遷して、正殿に金山彦命、金山姫命を祭り、相殿に大山祇命、埴山姫命、 木花咲耶姫命を祭りて、是に依り五社大権現と申し奉るなり。
延喜2年(902)授位正四位当地最古の延喜式内社である。 更に貞和4年(1348)雨乞せし時、大和の国吉野山より闇靇神、 広国押武金日天皇(安閑天皇)を遷し別殿に祭りて蔵王権現と稱するに至れり。
下りて文安3年(1446)山の中央に、更に萬治3年(1660)現在地に移して明治2年佐昆賣山神社と改稱す。同5年神殿拝殿共に改築して現在に至る。
祭神木花咲耶姫命は山の神大山祇命の乙姫御子にして、3月3日の内裏雛であり、我国御内裏の始なり。
又、康暦2年(1380)には迩摩郡大森銀山へ守護神として、金山彦命を当社より御幣を別けて遷し祭るなり。
益田越中守も代々厚く当社を信仰された。中古より此の地は益田より都茂に至る街道にして人馬の往来も多く権現様として、人々の信仰あつく、あらゆる祈誓、祈願に霊験顕らかである事諸人の広く知るところである。
境内由緒書き より。

今は使われない参道

現在の神社入口

神社正面

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和3年(1928)10月吉日建立)

拝殿内部

本殿


末社