諏訪神社

出雲市斐川町学頭951(平成24年8月31日)

東経132度51分54.28秒、北緯35度23分08.81秒に鎮座。

 この神社は荘原駅の南西約700m、出雲空港CC北に鎮座しています。低い石垣の間に石段の参道が作られ、鳥居を潜ると左右に小祠の末社が祀られています。更に石段を上がると狛犬が護る随身門が建立されており、木々に囲まれ落ち着いた雰囲気の境内右には社務所が配され、正面に千鳥破風付き入母屋造の拝殿、幣殿と透かし塀内に大社造本殿が建立されています。また本殿脇や境内周囲にたくさんの境内社が祀られ、それぞれを狛犬が護っています。
 静かな、感じがよい雰囲気が漂う神社でした。

御祭神:建御名方神
祭礼日:不明
境内社:若宮神社、惣荒神社・御魂神社、八坂神社・菅原神社、社日他多数
由緒:創建は神社を創建したのは高瀬城主・米原綱広公です。天文8年(1539)天文22年(1553)永禄12年(1569)文禄元年(1592)の棟札があり、米原氏が諏訪神社の創建以来、上棟に関わったことが記されています。御祭神の建御名方神が当社に祀られたのは、天文年間(1532〜1555)で、綱広の子・綱寛も祭神として祀られ、3回にわたって上棟を執り行っている。諏訪神社は、明治になるまでは諏訪大明神と呼ばれ、享保2年(1717)に著された出雲地誌『雲陽誌』の出雲郡学頭項に「諏訪大明神 建御名方命なり、本社一間四面、拝殿二間に五間、勧請年代分明ならず、祭礼7月27日なり、天文8年造立棟札あり、古老伝に云高瀬の城主米原氏の建立なり」と書かれている。残された棟札は、この史実を裏付けるものとして貴重なものです。
(サイト『西国の山城斐内川町教育委員会による「諏訪神社の棟札」』より)

社頭
神社入口
入口に立つ一の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
石段の参道
石段上にいる出雲構え獅子
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随神門
境内の様子
千鳥破風付き入母屋造の拝殿
拝殿内の様子
幣殿と透かし塀内の大社造本殿

境内社:若宮神社、惣荒神社・御魂神社
若宮神社、惣荒神社・御魂神社を護る狛犬
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若宮神社、惣荒神社・御魂神社 
社殿と額
 
二境内社 全景
二境内社を護る子取玉取の出雲狛犬
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(昭和14年(1939)10月建立)
小祠の二境内社
社日 日露戦役祈念碑
境内社:八坂神社・菅原神社
本殿脇に祀られる小祠 磐座?
小祠 小祠
小祠
小祠
小祠
小祠
小祠
小祠