埼田(さきた)神社
出雲市園町732(平成24年9月2日)
東経132度52分14.15秒、北緯35度27分53.91秒に鎮座。
この神社は一畑電鉄・園駅から約1.3km程北上すると道路右側に鎮座しています。
境内の周囲を木々に囲まれた静かな神社ですが、例祭前夜に奉納される獅子舞が有名で、県無形民俗文化財に指定されています。
御祭神:天糠戸命、豊玉姫命、天太玉命、山雷命、野槌命
祭礼日:10月15日
境内社:祖霊社、稲荷社、天満宮、諏訪社
由緒:創立年代は詳らかでないが出雲風土記に出ており例大祭は毎年10月15日に行われ五穀豊穣を祈念して獅子舞が奉納されている。
(「出雲市の伝統芸能」より)
「埼田神社青獅子舞」
この社では獅子頭が青いことから「青獅子舞」と呼ばれる獅子舞が伝承されています。埼田神社青獅子舞保持者会により保存と継承が図られ、毎年10月14日の同社例大祭前夜に奉納されています。
獅子舞は、「道中舞」・「鳥居舞」・「拝舞前段」・「拝舞後段」・「手踊」・「一双舞」・「永喜」・「三番双」・「佐々良舞」・「刀舞前段」・「刀舞後段」・「鈴舞」の全12段構成。最も古い記録としては、享保2年(1717)編の『雲陽誌』に、同社の田楽躍(でんがくおどり)と獅子舞についての記述があります。いつの時代にか伊勢大神楽(いせだいかぐら)の影響を受け、その舞の手法を多く採り入れていますが、ただ、伊勢大神楽を始め、近隣に伝わるその系統の獅子舞では、「ささら」は「すりざさら」を用いますが、ここでは「びんざさら」を使うなど、失われたかつての田楽躍の用具が再利用されている可能性が考えられます。
また、出雲地方では、民俗芸能化した「三番叟(さんばそう)」が神楽や獅子舞に広く採り入れられていますが、この青獅子舞にも千歳(せんざい)と2人の三番(さんば)が出る「三番双」の段が伝えられています。 昭和35年に島根県無形民俗文化財に指定された民俗芸能です。
(「島根県立古代出雲歴史博物館」HPより)
社頭 |
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神社入口 |
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入口に立つ明神鳥居 |
鳥居に掛かる額 |
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境内社:天満宮 |
境内社:諏訪社 |
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