沖洲天満宮

出雲市斐川町沖洲694(平成24年8月31日)

東経132度51分15.95秒、北緯35度23分56.08秒に鎮座。

 この神社は、斐川東中学校の北東すぐに鎮座しています。神社の遙か南に参道入口の一の鳥居が建立され、参道が水田の中を神社へと真っ直ぐに続いています。神社の入口には、社号標と注連柱が立ち、出雲構え獅子が護りを固めています。境内正面奥には太く大きい注連縄が掛かる拝殿、流造の本殿が、綺麗な姿で建立されています。本殿両脇にはそれぞれ吉備津神社、松守護神社という境内社が祀られ、狛犬が護る社日や、藁蛇も見られます。
 豊かな森の中に綺麗に整備された社殿が建立されている、清々しい雰囲気の神社でした。

 御祭神:野見宿弥命、管原道真公、相殿:誉田別命(八幡宮)
 祭礼日:例祭・10月4日、祈年祭・3月20日、新嘗祭・11月23日、八幡宮例祭・9月15日
 境内社:吉備津神社(武彦命)、松守護神社(素戔鳴尊)
 由緒:養老年間(奈良時代)洪水により 野見宿弥命の社があった土師原〔結の里(今の直江町)〕から 松の木が一本生えたここ沖ノ洲の島に祠が流れ着いた この祠を人々は土師原に返そうとしたが 「この地に鎮まりたい」とのお告げがあり そのままこの地にお祀りしたのが 土師社で 今の沖洲天満宮の始まりである
 後に管原道真公が通りかかられ 「土師社」の額を見て「土師部は私の遠い先祖である」と言われ 松に腰を掛け 歌を詠み そして自作の木像を納められた
 その後 社は郡一社の総天神 学問の神として崇敬されている
 土師部は野見宿弥命(出雲 国造 家の出身)が垂仁天皇より賜った称号である

神社の南約300mに在る参道入口
参道入口に立つ一の鳥居 鳥居に掛かる額「天満宮」
稲穂の色づく中を、真っ直ぐに伸びる参道
神社遠景
社頭
入口に立つ注連柱 社号標
入り口にいる昭和58年生まれの出雲構え獅子
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和58年(1983)10月遷宮記念建立)
参道の様子
境内の様子
入母屋造りの拝殿
流石出雲、注連縄が太く大きいですね〜。
左が本、右が末で一般の神社と異なる、左綯いです。
拝殿内の様子
流造の本殿

境内社:松守護神社 境内社:吉備津神社
皇紀2600年記念参道碑 狛犬に護られる社日
社日を護る出雲構え獅子
狛犬の拡大写真はこちらで

藁の大蛇が巻き付くご神木?荒神社?

東側を通る184号線から見える大きな鎮守の杜