玖潭(くたみ)神社

出雲市久多美町301(平成24年9月2日)

東経132度48分37.69秒、北緯35度27分26.12秒に鎮座。

 この神社は宍道湖北部広域農道北に鎮座しています。出雲国風土記の「久多美社」に相当する社で、社殿焼失後幾多の変遷を経て、江戸初期に杵築大社の古材にて現在地に社殿建立されたようです。又、鳥居や拝殿の額に記されているように明治4年には郷社となっています。

御祭神:大穴牟遲大神(外九柱)
祭礼日:4月3日・例大祭
境内社:天満宮、金刀比羅神社、八坂神社、若宮神社
由緒:延喜式神名帳に出雲国楯縫郡玖潭神社とある式内社で往古玖潭の総氏神であったと伝える。
 風土記の玖潭の郷の條に「郡家の正西五里二百歩」なり所造天下大神明天の御飯田の御倉造り給はむところ巡行り給ひき其時波夜佐雨久多美乃山と詔り給ひき故恵美といふ神亀三年(726)字を「玖潭と改む」とある蓋し「天下造らしし大神命」とは当神社の祭神大穴牟遅命のことである 本社は現在の社地より20町余り(約2.2Km)北方城山要害平という山頂にあったが明応5年(1496)秋回録の災に罹り社殿悉皆焼失しその際御神体は西方に巨巌上に鎮座ましましたが之を貴女社(現在の荒神広にあった社)に奉遷し更に久多美社(五社明神)を合祀し玖潭神社として新に社殿を築き現在地に遷し奉った

社頭
神橋
入口に立つ明神鳥居 鳥居に掛かる額
「式内郷社玖潭神社」
境内へと続く石段参道
境内の様子
入母屋造りの拝殿
拝殿に掛かる額
「式内郷社玖潭神社」
出雲独特の太めの注連縄
大社造りの本殿

 境内社 境内社:若宮社
境内社:金刀比羅神社 荒神様
境内社:天満宮 境内社:八坂神社