出雲市大社町杵築東195 (平成17年11月25日)
東経132度41分16.86秒、北緯35度23分55.97秒に鎮座。
一畑電鉄大社線の終点・出雲大社前駅から北に600mで大社の大鳥居が建っています。その大鳥居をくぐり、並木の参道を500mほど歩くと、境内に行き着きます。正面に壮大な拝殿があり、後方の回廊内には檜皮葺きの本殿と多数の社殿が建ち並んでいます。その回廊の周囲にはまたまた多数の境内社が並び、特に左右に一列に並ぶ細長い建物は、旧暦10月に日本中から出雲に集まってくる神々のための宿舎のひとつといわれています。
御祭神 大国主大神
由緒
大社の御祭神である大国主大神は、初めて国土を開拓され、農耕など諸産業を勧めて人々の暮らしの基礎を築いた神様で、さらに医薬・禁厭の法などを教示されて人々の病苦を救われるなどなさったといわれています。国譲りの後は、この国土を皇孫命(すめみまのみこと=皇室の祖先神)に捧げられて、目には見えない世界を治められる幽冥主宰大神(かくりよしろしめすおおかみ)として、人々の生前死後を護る神様となりました。古来「天日隅宮」と称されていた出雲大社は、天照大神の第二子・天穂日命が奉祀し、以来、天穂日命の子孫は「出雲国造」として、大社を守り続けてきたのだそうです。
現在の出雲大社は「縁結びの神様」として知られており、年間約200万人の参拝客が訪れます。平成12年4月には境内から、高さ約48mというかつての高大な神殿の実在を示すと思われる3本束ねの巨大な柱根が発見されましたが、出雲国造・千家家に伝わる古図に描かれた本殿と、ほぼ一致していました。
宇迦橋の大鳥居
参道入口
参道
「御慈愛の御神像」と大国主大神の「ムスビの御神像」
大国主大神と因幡の白兎
境内入口
拝殿
拝殿内部
八足門。ここまで参拝が許されています。
楼門
本殿右側 御向社、須勢理毘賣命・天前社 蚶貝比賣命、蛤貝比賣命
日本最古の神社建築様式「大社造り」の本殿(1744年造営)高さ24m。
末社・東の十九社 八百萬神
末社・釜社 宇迦之魂神
摂社・素鵞社 素戔鳴尊
摂社・氏社 天穂日命
摂社・氏社 宮向宿祢命
末社・西の十九社 八百萬神
鎮守社・天満宮
鎮守社・天満宮の垣内の三社殿
神楽殿と長さ13メートル、重さ5トンの大注連縄
境内と八雲山
素鵞川八雲の瀧・禊行場碑と紅葉
古代の本殿想像図
岩根御柱