命主社

出雲市大社町杵築東(平成17年11月25日)

 この神社は出雲大社の東約300m、山の端を巡る細い旧道に面して鎮座しています。
 入り口は狭くて分かりづらいのですが、右に折れた境内には、神奈備山を背景にした、根上がりで 何ともいえぬ迫力のムクノキが聳え、渋い社殿が建ち、神の存在を想わせる、とても雰囲気の良い神社でした。
 ここは出雲大社の境外摂社で、御祭神は、大国主大神が八十神(やそがみ)たちから迫害を受けられて生死の境にあるとき、何度も救われた神皇産霊神で、大国主大神の国づくりの大事業をも助けてこられた神様です。

社殿正面から 社殿側面から。
こけら葺きの屋根が渋い良い味を出しています。
境内のムクノキの大木。何らかの理由で上部は無くなっていますが、下部には未だ生命力が溢れています。
木肌の迫力と根まで見える根上がりの様が見るものを圧倒し、感動すら与えています。
  
こんな時期まで咲いているとは意外なホトトギスの花。