比那神社

出雲市姫原2(平成17年11月25日)

 この神社はJR出雲市駅から北上し、出雲市役所の前を通り、300mで右折すると左に社号標があり、奥に続く参道が続き、境内には姫原集会所が建っていました。
 案内によると、出雲風土記(733年)及び延喜式に載る古社で、御祭神は比那鳥命 別名を武夷鳥命 武日照命ともいわれ 天照大神の御子天之穂日命を父神として天孫降臨に先立ち この出雲国に降りて大国主命に対し国土奉献の使者の任務を平和裡に遂行された軍使の神で後、ここ比那原の地に宮を造り鎮座した、と あります。
 源頼朝の八幡信仰により出雲に八ヵ所の八幡宮が勧請され、周辺の住民が八幡宮の氏子となったため、出雲風土記記載の神社の祭祀が断絶してしまい、江戸時代以前は、藪の中に石を祀ってあっただけでしたが、江戸初期には祠が造営され、現在はきちんと神社としての体裁が整い、綺麗に管理されていました。

社号標
神社入り口
口蓋と歯に彩色が施されている出雲構え獅子。こちらに来て2例目です。
(昭和49年2月吉日建立)
拝殿 拝殿内の様子
雪囲い?雨除け?がしてある本殿 荒神社
境内の片隅には先代が
仲良く並んで余生を楽しんでいました。