原鹿(はらしか)神社
出雲市斐川町原鹿1588番地(平成24年8月31日)
東経132度48分54.67秒、北緯35度24分36.20秒に鎮座。
この神社は斐伊川に架かる西代橋南詰近くに鎮座しています。斐伊川のもたらした堆積物で出来た地域と思われますが、神社手前には水路が作られ、しっかりと鎮守の杜が形成されている、落ち着いた感じの神社です。
入口には由緒碑、社号標、鳥居、狛犬が建立され、北向きの参道正面に、出雲狛犬が護る唐破風付き入母屋造りの拝殿・弊殿・本殿が建立されています。
又、社殿左には社日、境内社等が祀られています。
御祭神:(榎神社)吉備津彦命、大歳神、大鷦鷯命他市神、(熊野神社)伊弉册命、速玉男命、事解男命他八神
祭礼日:不明
境内社:土御祖大神
由緒:当社は明治40年(1907)1月14日、元久木村大字原鹿字原に鎮座せる榎神社に、同村大字原鹿字前九丁に鎮座せる熊野神社を合祀し、社号を原鹿神社と改称せり。
榎神社由緒:往古は一宮明神と称し寛永16年(1639)7月16日建立せしも、正保2年(1640)の洪水、天保年間の火災により古文書、神宝等を失い、為に創建年代不詳なるも寛永16年建立の棟札写及び寛文年間再興の棟札写残存す。
雲陽誌に「一宮明神、榎を神木とし榎明神と称す」、出雲神社順拝記に「上鹿塚村榎大明神、風土記に云う間野社」、風土記抄に「風土記に云う間野社、上鹿塚榎大明神」とある。
熊野神社由緒:天正8年(1580)9月9日、森氏建立の氏社王子権現に宝永元年(1704)12月6日、熊野三神を勧請し、熊野権現と称す。
雲陽誌、中原の条に、熊野権現とある。

社頭 |
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神社入口 |
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入口に立つ台輪鳥居 |
社号標 |
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境内の様子 |
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参道の様子 |
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唐破風付き入母屋造りの拝殿 |
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拝殿目貫彫刻・龍 |
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左末右本右綯いの注連縄 |
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拝殿内の様子 |
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拝殿内に掛かる三社の額
「榎神社」「原鹿神社」「熊野神社」 |
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弊殿と本殿 |
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境内社:土御祖大神? |
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社日 |
磐座?境内社? |
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