八幡宮・大神神社

出雲市斐川町直江町(平成24年8月31日)

東経132度49分31.05秒、北緯35度23分00.88秒に鎮座。

 この神社は直江駅の東約1.4km、斐川公園北に鎮座しています。小高い丘に真っ直ぐ上がる石段が神社への参道で、境内は狼山の山頂を切り開いた空間に造られています。境内正面に「八幡宮」「大神神社」両神社の社名が記された額が掲げられた拝殿と弊殿・本殿が建立され、周囲には惣荒神など末社が祀られています。

 御祭神:八幡宮・誉田別命、狼(大神)神社・山幸彦命
 祭礼日:春季大祭・5月5日、夏季大祭・8月1日、秋季大祭・10月9日
 境内社:数社
 八幡宮・狼(大神)神社由来記:狼ヶ森一帯は、現在は斐川公園の名称で町民に親しまれていますが、社伝によりますと昔このあたりはうっそうと茂った森の中、狼の恰好の棲家であり、民家に出入りしては危害を加え村人を大変困らせていたとあります。
 また、狼ヶ森は戦国時代(1570年頃)尼子・毛利の武将達が戦に明け暮れた古戦場でもありました。
  八幡宮由緒:八幡宮の本宮は九州大分の宇佐八幡宮ですが、この社は田波八幡宮と呼ばれ、狼山の山頂に鎮座し直江町の氏神様として広く崇敬されています。
 明治23年10月、森の中腹にありました狼大明神を迎え入れ二社を合祀されたものです。この年、狼神社は大神神社と社字を改められ現在に至っています。
  狼(大神)神社由緒:中古の昔、此の山に狼徘徊し多くの人命を損害なす。故に時の段原頓阿弥と申す人、此の神を勧請し、乞い願いによって悉く平定せし由、古老の申傳候
 いにしえより村人、狼を山の神として祀る畏敬の念もあり。

社頭
狼山・狼ヶ森全景と、神社へと続く石段参道入口
石段参道
境内入口
境内の様子
太い注連縄が架かる入母屋造りの拝殿
拝殿に掛かる額「大神神社」 拝殿に掛かる額「八幡宮」
拝殿内の様子
弊殿と流造の本殿

境内社:惣荒神? 境内社:社日
境内社 境内社
境内社
出雲の先代さん
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鎮守の杜