(あがた)神社

出雲市国富町2番(平成24年8月31日)

東経132度47分56.39秒、北緯35度24分53.16秒に鎮座。

 この神社は一畑電社北松江線・美談駅の北約600mに鎮座しています。参道入口は431号線脇に有り、鳥居には「両産土社」の額が掛かっています。参道はそこから旅伏山方面に向かって約350m続き、二の鳥居を過ぎると石段が神社に向かって続くようになります。神社の入口には随神門が建立され、なおも石段を上がると境内へと行き着きます。境内入口には享和元年生まれの出雲狛犬がおり、左手には社務所らしき建物が建ち、正面階段上に千鳥破風付き入母屋造りの拝殿・本殿が建立されています。拝殿表の額には「王維」の漢詩から抜粋された「山月照弾琴」が記されており、拝殿内には「宇佐八幡宮 相殿宮縣社」の額。これを見て一の鳥居の「両産土社」の意味が理解できました。

 御祭神:若帯彦命
 祭礼日:10月15日・秋季大祭
 境内社:有り
 由緒:阿我多社として出雲国風土記に記載されています。御祭神の若帯彦命は、第13代天皇の成務天皇とされています。
 秋季大祭で行われる「頭練り」は700年以上続く伝統行事で、馬にまたがる子どもと共に、鼕(どう)やホラ貝、鎧武者等が、賑やかな行列を繰り広げるのだそうです。

431号線脇に有る参道入口
参道入口に立つ一の明神鳥居 鳥居に掛かる額「両産土社」
旅伏山方面に向かって約350m程続く一般道と共用の参道
神社近くの参道の様子
参道途中に立つ二の明神鳥居
社頭
自動車と歩行者、どちらにも優しい緩い登りの参道
随神門
最期の石段参道
境内入口
境内入口にいる享和元年生まれの出雲狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(享和元年(1801)辛酉5月吉日建立)
境内の様子
社務所?
千鳥破風付き入母屋造りの拝殿
拝殿に掛かる額 拝殿内に架かる額
「宇佐八幡宮 相殿宮縣社」

王維
松風吹解帯 山月照弾琴
(松風が吹けば 襟元をくつろげ 明月が山に懸れば 琴をつまびく)
より
本殿

境内社 社日