大笹原神社

野洲市大篠原2375 (令和元年11月11日)

東経136度04分07.34秒、北緯35度04分23.78秒に鎮座。

この神社は、JR東海道本線・篠原駅の南南西2.5km程の辺り、大篠原の街外れに鎮座しております。

御祭神 速須佐之男命・稲田姫命・八王子命・宇多天皇・敦實親王・佐々木高綱公

由緒
創祀は明らかではないが、寛和二年に、越智諸実が社殿を再建するとともに社領を寄進したと伝える。のち鎌倉時代の康元元年には、篠原六郎光友が社殿の、修覆を行っている。以来中世を通じて当社は、佐々木氏の氏神として、社領の寄進、社殿の修造が何回なく行われ、他の武家の信仰も集めた。応永二十一年には、岩蔵城主馬渕氏が本殿を再建、吉備国から須佐之男命、稲田姫命の両祭神を勧請、本殿に祀り牛頭天王総社と呼び、明治初年に現在の社名に改まるまでこの社名で呼び慣わされた。江戸時代に入り、享保十二年には、正一位の神階が授与され、宇多天皇八百年祭にはときの領主市橋下総守から、文政年間の九百年祭は、同じく市橋伊豆守から、それぞれ当社に寄進があった。のち、明治四十一年の一千年祭には、佐々木伯爵から寄進を受けた。昭和三十三年には一千五十年祭を斎行、京都八坂神社、神社庁をはじめ、分霊社浜宮より献幣を受けた。建造物については、明治十八年郷社に加列して以後、本殿、境内社篠原神社本殿は、中世建築中意匠のすぐれた建物として、国の文化財に指定された。本殿は明治四十三年に特別保護建物に指定、昭和三年に解体修理、同三十六年には、本殿内の正和五年、応永、文亀、永正、寛文年中の棟札ともに国宝となる。一方、篠原神社本殿は、昭和六年に国宝指定、同二十五年には、重文指定をうけて現在に至っている。
滋賀県神社庁公式サイト より。
境内由緒書きはこちら。

境内の北700m程の辺り、大篠原交差点近くの社号標

鳥居

参道

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和4年(1929)12月吉日建立)

本殿


末社

寄倍の池