大荒比古神社

高島市新旭町安井川844 (令和2年10月18日)

東経136度01分01.13秒、北緯35度21分08.88秒に鎮座。

この神社は、JR湖西線・新旭駅の西2km程の辺り、新旭町安井川の街外れに鎮座しております。鎌倉時代の創建と伝えられ、御祭神は豊城入彦命と大荒田別命の二神で、南北朝時代から室町時代にかけては佐々木一族の尊崇を受けていました。5月の例祭「七川祭」は湖西地方随一の大祭で、県の無形民俗文化財の「奴振り」や流鏑馬(やぶさめ)が執り行われます。深い森に囲まれた境内は整然として神々しく気持ちの良い参拝が出来ました。紅葉の名所と聞いていましたが、今年はイマイチ色の出が悪かった様に思います。

御祭神 豊城入彦命・大荒田別命・少彦名命・仁徳天皇・宇多天皇・敦實親王

由緒
神社の草創は不詳であるが、延喜5年(905)より延長5年(927)までの約20年間に撰修された「延喜神名帳」に載っている式内社である。祭神は豊城入彦命と大荒田別命であった。大荒田別命は大野氏の祖であると言われている。相殿に配祀の四座の神は近江の領主佐々木信綱の子高信が清水山城(高島市新旭町熊野本)のあった嘉禎元年(1235)本領佐々木氏累代奉祀の四神を当社に合祀し、地主権現とした。この頃神社を河内大明神と称していた。
その後兵乱のため、社殿は焼失したが、天正2年(1574)社殿を再建した。天保7年(1647)領主小浜侯酒井忠勝は社殿及び神輿を修理した。文化7年(1810)現在の社殿を建立し、大正3年(1914)現在の位置に改築し、境内の整備を行った。また鳥居は明治17年(1876)木造の鳥居が建立されたが昭和31年石鳥居に改築した。昭和60年(1985)社務所を新築し、平成25年(2013)拝殿及び境内の整備を行った。
由緒書き より。

参道入口

鳥居と社号標

入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(大正3年(1914)4月建立)

参道

境内入口

拝殿

中門

本殿