沙沙貴神社

近江八幡市安土町常楽寺2 (令和元年11月10日)

東経136度08分14.74秒、北緯35度08分00.97秒に鎮座。

この神社は、JR東海道本線・安土駅の南500m程の辺り、安土町常楽寺の街中に鎮座しております。

この神社は夫が『乃木希典さんが度々参拝した神社』という事を知っていて今回の旅では欠かせない神社になっていました。此処は全国の宇多源氏・佐佐木源氏(京極家、黒田家、三井家、佐佐木家など二百二十余姓)ゆかりの人たちが信仰する神社で、乃木さんも佐々木四郎高綱の末裔だったようです。雨の中、私達が参拝したときにも他にお一人、佐々木家縁の方でしょうか、本殿から権殿、その他全ての社殿に熱心にお詣りする方がいらっしゃいました。この本殿・権殿その他東西回廊・楼門・拝殿、全て江戸中期に再建されたもので県指定重要文化財となっています。表参道入口の大鳥居を潜り、静まりかえった参道を行くと質実豪壮な楼門が見えてきます。その茅葺きの門を潜り境内に足を踏み入れると、其処には雨に濡れて一段と際だつ社殿の数々が、ただ静かに音もなく建ち並び、清廉な神域という雰囲気を見る者に与えていました。

御祭神 少彦名神・大毘古神・仁徳天皇・宇多天皇・敦實親王

由緒
当社は悠遠なる神代の昔、少彦名神の御霊跡に起り社号の沙沙貴は少彦名神に起因するといわれます。延喜式内の國弊社として國土鎮護の神と崇められた極めて古い御創祀であります。
上古にあっては、大毘古神の末裔、沙沙貴山君の一族の氏神として尊奉され、中古以来、宇多天皇、敦實親王の末裔にあたる、近江源氏、佐佐木一族の祖神として尊崇殊に厚く、京極家、島田家、三井家、また佐々木高綱の末孫である、乃木大将が祖廟として本社を崇敬されたことは有名であり、今日も全國約三百万人の佐佐木一族が敬拝されています。
旧蒲生郡、安土、金田、馬淵、武佐、平田、櫻川、朝日野地区にわたる沙沙貴33郷70余ヶ町の総鎮守。ことには常楽寺、上出、中屋、小中、慈恩寺の氏神として、御神威益々高く輝き給う御社であります。
境内由緒書き より。

参道入口

一の鳥居

参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(平成5年(1993)癸酉建立)

楼門

拝殿

幣殿

本殿


権殿

恵方吉方之社鳥居

恵方吉方之社を護る狛犬。拡大写真はこちら。

(平成7年(1995)1月吉日建立)

恵方吉方之社社殿

少童さま 影友稲荷さま
賀茂神社 愛宕社本宮

祇園之社

乃木さんのお言葉