大津市三井寺町(平成15年8月5日)
社伝によると、天智天皇の御世に、都の鎮護を目的に長等山岩倉
の地に須佐之男大神を祀ったのがはじまりであり、その後、貞観二年
(860)に智証大師円珍が日吉大社を勧請して合祀し園城寺の鎮守社と
したと伝えられる。
現存する境内の建物は、まず入り口に建つ楼門(市指定文化財)は、
明治三十八年(1905)竣工で桧皮葺、入母屋造、三間一戸形式のもの。
中に入ると、入母屋造の拝殿の向こうに中門と回廊に囲まれて、桧皮葺
入母屋造の本殿があり、正面五間の構造で類例の少ない社殿である。
このほか、境内社として稲荷神社、両御前神社、馬神神社、笠森社など
があります。
楼門
楼門から拝殿を臨む
拝殿
良い造りの正当派京尾立狛犬
境内から中門を臨む
中門と回廊
ブロンズの小顔狛犬
栄稲荷神社