神田神社

大津市真野4(平成15年8月5日)

 由緒によると式内社(滋賀郡八座の中の一座)で旧県社、創建は嵯峨天皇・弘仁2年4月(811)です。御祭神は天足彦國押人命とその3世の孫・彦國葺命で、二宮 (社名は棋神社ともいいます)は第五代・孝昭天皇、須佐之男命です。天足彦国押人命は、琵琶湖西岸で勢力のあった小野氏・和珥氏の祖で、彦国葺命は、この地が根拠地の真野氏の祖にあたります。
 1月17日の「幸在(さんやれ)祭」が有名で、これは「十七夜」とも呼ばれ、浜の方にあった神社を水害のため現在地へ遷した模様を再現したものだそうです。当日は浄国寺門前から神田神社へ松明が集められ、「さんやれ、さんやれ」とはやしながら太鼓が打ち鳴らされるなか、五穀豊穣を祈る火祭りが執り行われます。

神社入り口

灯籠の間をずっと続く参道

参道と社殿

二宮

空を仰いで睨みつけている京尾立狛犬

拝殿

本殿