意波閇(おはへ)神社

長浜市余呉町坂口290 (令和2年10月16日)

東経136度13分08.04秒、北緯35度31分09.08秒に鎮座。

この神社は、JR北陸本線・余呉駅の南東2.2km程の辺り、余呉町坂口の街外れに鎮座しております。又、延喜式神名帳に近江國伊香郡・意波閉神社と記載の式内社であります。

御祭神 大鷦鷯尊

由緒
明細書のよれば不詳であるが、近江輿地志略によると、意波閇神社は、祭神大鷦鷯命、十禅師宮といった式内社である。この森の地帯神域は平野の森、おはへの森、又古書によるとオバセの森とも言っている。本社は天正年中賤ヶ岳の兵火に罹り一切を焼失した為に、由緒は詳やかではない。古老の口碑のよると、境内東西十町余、南北一丁余の山林で、世にオバセの森といい、その中に小坂路があって、伊香具坂と称した。慶長7年大検地の際、北国街道を境内の西に通し、方一丁に、収縮された。元の社殿は腐朽甚だしく、寛永3年小字森の上に位置を変更して造営し、文政10年再び新築現在に至っている。明治元年彦根藩より神社取調べの際、社号を記した標柱が下附せられ、同9年村社に列せられた。延喜式神明帳に意波閉神社と在るは、当社のことである。又オバセの森については徃古は大森林であって、常に盗賊が潜伏し旅人を待伏して悩ませた。境内にあった伊香具坂は、少人数の旅人の場合は、待ち合せ、多人数で難を免れようとした日が7日に及ぶ事もあり、7日坂と称されるようになった。
滋賀県神社庁公式サイト より。

参道入口

参道

賛同両脇の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

拝殿

拝殿内部

玉垣と中門

本殿


末社