八相宮

米原市大野木(平成17年3月21日)

この神社は地図に記載されていません。奥の泉神社に行く途中で見かけた神社です。八という字が見えたのでてっきり八幡宮かと思って石碑の字をよく見ると “八相宮”。では“八相”とは何かという事で調べると
【はっ‐そう 【八相】 - 国語辞書(大辞泉)
 釈迦(しやか)八相のこと。その第六相の成道(じようどう)を重んじて、八相成道ともいう。
 はっそう ―さう 【八相】[ 大辞林 提供:三省堂 ]
 1 「釈迦(しやか)八相」に同じ。
 2 観相で、人相を分類した威・厚・清・古・孤・薄・悪・俗の八つの相。】
と、でており何やら余計に分らなくなりました。まっ、お釈迦様に関係した事柄の様です。永い神仏混淆の時代を経てきた日本神道ならではの命名でしょうか。
という事で気を取り直して・・・この神社は樹叢が濃く境内が綺麗に整えられており、拝殿こそ瓦葺きですが幣殿 、本殿、摂社など全て檜皮葺の屋根を保存。気持ちの良い朝の参拝が出来ました。

(昭和元年12月建立)

(彦根 石工 多川太郎吉  大正2年5月建立)

神社入口の石碑

灯籠が建ち並ぶ清々しい参道

拝殿

流麗な屋根を持つ幣殿と本殿

摂社までこの通り

扉にはこんな心遣いが

拝殿前の若々しい元気な狛犬

本殿前、心持ち首を傾げてお疲れのご様子の先代狛犬。