米原市朝妻筑摩(平成17年3月21日)
この神社は大津能登川長浜線から裏道に入った地域の生活道路に面しています。そんなに深くはない杜ですが、それでもウグイスが可愛い声で春の訪れを告げていました。長閑で静かな神社の境内でした。
(明治40年11月建立)
神社入口
境内の様子
幣殿と本殿
クルクル巻き毛の何となく憎めない愛嬌者の狛犬。尻尾が立派。
最近、この神社について面白くロマンチックな記述が見つかりましたので、そのまま転載します。
天の川は米原市に実在します。
このロマンチックな川には七月七日の七夕の日に天の川を越えて、ひこ星(牽牛)と織姫星(織り姫)が出会うという七夕伝説が伝わっています。その証拠に、河口のほとりにある近江町の世継、蛭子(ひるこ)神社境内には、七夕石、七夕塚などと呼ばれている仁賢天皇の第二皇女、朝妻皇女の墓があり、対岸にある米原市の朝妻神社の境内には、彦星塚ともいわれている雄略天皇第四皇子、星河稚宮(ほしかわわかみや)皇子の墓があります。古来より、男性は七夕塚を拝み、女性は彦星塚に参る風習があり、七夕の夜、ひそかに二人の名前や願い事を短冊に書いて天の川に流すと想いが叶なった。との逸話が多く伝わっています。
最近では幸か不幸か、蛍が自生する川として有名ですが、元々は古より詠われ続け、人々を魅了して止まない恋の川なのです。
(六銭道遥のひとりごと)