犬上郡甲良町尼子(平成17年3月21日)
由緒によると御祭神は武内宿禰で、7世紀後半、筑紫国の高良明神を勧請したものといい、平安時代には松宮大明神と称し、甲良荘の総社となるとあります。本殿横の権殿(国重文)はもと甲良神社の本殿で、明治16年新本殿を建設するに際して隣りへと移動されたようです。柱のみで支える大きな拝殿は異色で、後は全て総檜皮葺の社殿です。又権殿には手で触れる所に木製の大きな神殿狛犬が居て狛犬好きには堪らない神社です。
(石工・高宮 石平 明治37年2月建立)
神社入口の碑
境内全景と素木鳥居
柱のみで重く大きい屋根を
支えている拝殿
檜皮葺の幣殿
明治16年に建てられた本殿
幣殿内の境内社
目が白めと黒目に別れ鬣と尻尾が殆ど身体を覆っている装飾的な狛犬
もと甲良神社の本殿だった国重文の権殿
権殿にいる玉眼を填めた貫禄充分の神殿狛犬