意波閇(いはへ)神社

伊香郡余呉町坂口(平成15年8月7日)

 ここも式内社であるが、注連縄は合成繊維!社殿の彫刻は素晴らしいが、近江人は注連縄には無頓着らしい。
 古木の聳える鎮守の森の中に鎮座し、広い境内を持つ神社です。その境内の奥の一段高見に拝殿と塀に囲まれて本殿が建っています。
 創建は不詳で、御祭神はその後裔が祖神として奉祭したという大鷦鷯命(=仁徳天皇)です。昔はこの森を平野の森といい、平野大明神とも呼ばれていたといいます。
 現代とは違って、昔の移動は大変だったと思われますが、北国街道の要路に位置していたこの神社には、往来の安全を祈願するする旅人が多かったということです。

入口、明神鳥居

境内から拝殿を臨む

中門、玉垣、奥に本殿

精緻な造りの本殿

端正な顔立ちの京尾太狛犬、阿は玉、吽は背中に子狛を持っている