彦根市稲里町(平成17年3月21日)
この神社も荒神山の中腹に鎮座しています。始め稲村山南麓の塚という集落地に鎮座せられていたと伝えられ、日本武尊の御子稲依別王を祭祀されたのが起源であっただろうと考えられています。村上天皇の御代勅願によって、正一位稲村大明神の神号が授けられ、当時は神領八拾町余を有し、平流(へる)十三か村の産土神である大社でした。後鳥羽上皇も承久の乱には、国家平安をこの宮に祈念されています。以後3回に亘って拡張され、昭和33年9月に現在の位置に社殿が移されています。(以上彦根市長の中島一さんのメッセージより)
また面白い事に多賀大社と稲村神社は不仲で、多賀の方に背を向けておられるそうです。未だ変坐して間もないせいか境内は何となく殺風景な感じがしました。
(大正8年4月建立)
この鳥居の向こうは崖です。
昔は山道に参道があったんでしょうか。
境内に沢山あった大岩の御神体
拝殿
本殿
勇ましい感じの浪花狛犬