鏡神社

蒲生郡竜王町鏡1289 (令和元年11月11日)

東経136度04分55.05秒、北緯35度05分00.91秒に鎮座。

この神社は、JR東海道本線・篠原駅の南南東1.4km程の辺り、鏡の街外れに鎮座しております。

御祭神 天日槍尊

由緒
当神社の創始年代は不詳であるが、主祭神天日槍尊は日本書紀による新羅國の王子にして垂仁天皇3年の御世(BC31)来朝し多くの技術集団(陶物師、医師、薬師、弓削師、鏡作師、鋳物師など)を供に近江の国へ入り集落を成し、吾国を育み文化を広めた祖神を祀る古社である。
天日槍は持ち来たる神宝の日鏡をこの地に納めたことから「鏡」の地名が生まれ、書紀にも「近江鏡の谷の陶人は即日槍の従人なり」と記されている。鏡山の麓は渡来集団に関わる地名も多く須恵器を焼いた古窯址群も広く現存する。
延喜の御世には大嘗会に鏡餅を献上した火鑽の里であり、鏡路は鏡山と共に万葉の歌枕として150余首詠まれ、宮廷巫女の歌人額田王や鏡王女にも所縁の地である。現社殿は室町時代に再建された三間社流造りにして屋根は「こけら葺き」の貴重な建築様式は国の重要文化財である。
平安4年(1174)牛若丸こと源氏の遮那王は京都鞍馬から奥州への旅路、この鏡の宿に泊り境内宮山の石清水を盥に汲み自ら烏帽子をつけ元服した。鏡神社へ参拝した16歳の若者は「吾こそは源九郎義経なり」と名乗りをあげ源氏の再興と武運長久を祈願した武将元服の地である。以後石清水は源義経元服池と称し現在の清水湛えている。義経公を偲ぶ「とがらい祭り」は11月2日の午夕刻に男児を主役に斎行される。
大正6年、当地宮城一帯における特別大演習を大正天皇御統監のみぎり鏡神社宮山に行幸あそばされ、御親拝の栄に浴す。以後宮山を行幸山と称し、自然公園として管理される。飛地境内の鏡山は山頂に近江の総社龍王宮を祀り7月10日を例祭とする。
境内由緒書き より。
滋賀県神社庁公式サイトはこちら。

参道入口

入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

鳥居

拝殿

本殿板囲

本殿


大島神社・守山神社

若王子神社・雨宮神社

八幡神社

源義経烏帽子掛けの松