諏訪神社

和光市白子2(平成17年10月29日)

この神社は和光市を東西に通る国道254号線と南北に通る68号線が高架で交差する北角に鎮座しています。地図に記載はありません。元は諏訪山と呼ばれた今の国立埼玉病院のあたりの山林の中に厄除けの神様として鎮座していました。創建は平安時代の末ごろ、このあたりの人が社をつくり建御名方之神を祀ったということです。祭礼は7月26日・27日で、26日には白子ばやしが奉納されます。これは、江戸中期に白子宿に悪い病気が蔓延した時、苦境に陥った村人たちが神社にナスをあげ、疫病快癒の祈願をした後それを持ち帰って食べたところ、すぐに全快し、それが7月だったので、それ以来7月になったと云われています。また、だびたび蛇に姿を変え子供たちと遊んだとも言い伝えられていることから、悪病除けと子育ての神としても信仰が厚いようです。この神社のご神体は銅鏡で、これは昔、諏訪山を開墾して畑にしたときに発見されたもので、これを機に明治7年、社を建てかえ、その鏡を御神体として祀り今日にいたっているそうです。

社号標

神社入り口

境内の様子

拝殿

しょうわ狛犬にもこんなに剽軽な感じのものがあったのですね。
ドングリ眼が下を向いてチョッと困ったような口元が可愛いです。

屋根の上の飛び狛さんは良い造りですが、
残念ながら右の子の尻尾が無くなっています。

本殿覆い屋

境内の様子

境内社・稲荷神社