久伊豆神社

白岡市篠津1798 (平成21年12月16日)

東経139度39分30.8秒、北緯36度1分31.7秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、さいたま栗橋線(3号線)を北上、道路から少し右に入った篠津地区にあります。入り口に祭りの山車を収納する建物がありました。文久2年の狛犬が迎えてくれます。本殿は町指定の文化財です。不審者通報依頼の張り紙が拝殿に貼ってありました。困ったご時世です。隣の浅間神社で7月1日に行われる「初山例大祭」は、赤ちゃん連れの親たちで賑わうそうです。

久伊豆神社は康治元年(1142)に建てられたと伝えられ、祭神として天穂日命、大己貴命、大山祇命が祀られている。
現在の本殿・拝殿は、江戸時代末期に建造されたものと思われ、特に本殿四方に巡らされた「神功皇后三韓出兵」「天の岩戸」「飛龍に波」「鷲」などの彫物は、江戸伽藍彫刻の力作である。
篠津地区は、平安時代末期に全国に勇名を馳せた武蔵武士団のひとつ野与党発祥の地とされ、当社は、その守護神として崇敬されていた。また、この地区は江戸時代の日光街道(春日部宿)と中仙道(鴻巣宿)を結ぶ街道の宿場として栄えたところであった。
また、地区内の上宿、横宿、宿神山の各耕地には、それぞれ特徴のある山車が保存されており、この山車は江戸時代末期に制作されたもので、唐破風欅白木彫などその彫刻はすぐれている。これらの山車は、七月十五日の天王様(須賀神社の祭礼)に飾りつけられ、今でも祭りを盛りあげる大きな役割を果たしている。
境内由緒書より。原文はこちら。

神社入り口

境内

拝殿

拝殿前の江戸流れ。逞しい手足の堂々とした狛犬です。拡大写真はこちら。

(文久2年(1862)壬戌2月吉日建立)

拝殿と正一位久伊豆大明神と書かれた神額

本殿

本殿の彫刻

左から稲荷大名神・諏訪大神・榛名神社

雷電宮・諏訪神社

八幡宮・?

九ヶ所神社・疱瘡神社

不明

御神木のシイ

浅間神社

山車倉