上ノ氷川神社

志木市上宗岡1(平成17年10月29日)

この神社は志木市役所の北約900m、富士見市との境に鎮座しています。案内によると、創建は、隣接する千光寺住職の権大僧都善海が、武蔵一の宮の氷川神社を承暦2年(1078)に分祀して行われたものといわれています。以降、宗岡上組・見次組の産土神として信仰されています。伝承では観応2年(1351)に御神体の石臼を二つに分け、年号を刻み、上石を下宗岡の本殿下に、下石をここの本殿下の土中に鎮めとして埋納させたといい、上宗岡の氷川神社は南面し、下宗岡の氷川神社は北面して、氏子の村人を守るため、向かい合うように建てたとされています。御祭神は素戔嗚尊・奇稲田姫命・大己貴命・倉稲魂命です。この地域に来て感じたことは、狛犬は殆ど獅子山に居ること、昭和初期にはやったと云われるセメントで作られたものがあることでした。実は私はこの近くに5年間ほど住んでいたのですが、そのころは神社など関心のあるはずもなく、今回初めて過去のご近所巡りをしたのでした。

(昭和8年3月19日建立)

神社入り口

境内の様子

階段脇の獅子山もどき。構えと逆さ、子狛も居ますが、何となくやはり雰囲気が違います。狛犬は眼が青く塗られ、若々しく感じます。鬣や尻尾の渦が盛り上がりサザエのように見えます。

吽の下にいる子狛がとても可愛いです。親に何を訴えているのでしょうか?

拝殿

本殿

拝殿の木鼻狛犬が素晴らしい出来です。美形で髪の流れがスムーズ、おまけに迫力満点です。

境内社・稲荷神社

御祭神・素戔嗚尊の雄姿を描いた額

境内の古木