幸宮(さちのみや)神社

幸手市中4-11-30 (平成25年11月16日)

東経139度43分15.55秒、北緯36度04分32.52秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、国道4号線を春日部方面に向かい、市役所入口信号を右折、次に荒宿信号を左折して進んだ、中4丁目地区にあります。江戸時代と思われる狛犬が迎えてくれました。台座の文字がはっきりしないのですが、「天保」と書かれているような気がします。本殿の彫刻が市指定文化財です。水盤は嘉永元年(1848)、石燈籠は嘉永4年(1851)のものでした。

御祭神 譽田別尊(八幡大神)・経津主神(香取大神)

幸宮神社は、昔、八幡香取社といっていたが、明治四十二年に神社の合祀がおこなわれたのを機会に、幸手の総鎮守となり幸宮神社と改めたという。本殿には彫刻が施され、拝殿には江戸時代の絵師宗文の書いた絵馬が一対奉納されている。
当社の祭礼は、元旦祭、年越祭、春秋二回の例祭が行われ、多くの参詣で賑わっている。
境内には、大杉神社、八坂神社、稲荷社が祀られており、大杉神社の神輿は六月二十七日に渡御されている。
また、八坂神社の夏祭りは、各町内から山車がくり出し、神輿が担がれ盛大な祭りである。八坂神社の古い記録には、貞享二年(1685)六月八坂神社を浪寄天王山に勧請すると記されている。そして寛保二年(1742)七月大洪水があって、浪寄の八坂神社の神輿は上高野に流されると記されており、祭りの古さを物語っている。以前は七月十四日、十五日の両日行われていたが、現在は七月の第三土曜日、日曜日に行われている。

幸宮神社本殿の彫刻
幸宮神社は、創建から四百年以上の歴史を持つ古社で、幸手宿の総鎮守として信仰されてきました。
現在の本殿は、棟札によると文久三年(1863)に再建されたもので、総欅の流れ造りです。正面扉の両側に昇り龍・下り龍が刻まれ、本殿の周りには獅子・鳳凰・天邪鬼・鷹・松などが彫刻されています。獅子は左右一対になっており、阿吽の形をとります。
また、田起こしから収穫まで、稲作の様子を順を追って描いた四季農耕の彫刻も見事です。
境内由緒書き より

幸宮神社公式サイトはこちら。

参道入口と社号表

痛みがやや惨い、残念!。拡大写真はこちら。
(天保2年(1831)辛卯8月吉日建立)

参道

手水舎 嘉永元年(1848) の水盤

拝殿

社額

拝殿内部

本殿。彫刻はこちら。


稲荷神社

八坂神社

大杉神社

御神木