香取神社

幸手市松石 (平成25年11月16日)

東経139度42分44.38秒、北緯36度05分41.72秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、埼玉県道316号線を幸手市方面に向かい、松石信号の手前、右側の道路沿いにあります。大正10年(1921)の逞しい狛犬が居りました。たまたま境内整備で来ていた区長の吉田さんが、神社に伝わる市指定無形民俗文化財「ささら獅子舞」について説明してくれました。さらに、獅子頭も見せてもらえました。
境内の獅子舞についての説明板は消えかかっているのですが、内容は次の通りです。

松石の香取神社
昔、この地方は下総の国に属していたので、下総の国の総鎮守である香取神宮の分社である香取社が祀られている。この神社では、毎年七月十五日(現在は七月十五日に近い日曜日)に獅子舞が奉納されている。天下泰平、家内安全、五穀豊穣などを祈願するもので、行司を先に立て、天狗・大雄獅子・中獅子・雌獅子・ヒョットコの順に並んで「ハシ」「ボン天」「ササ」「シラカワ」「シメ」の五種類の舞い方で家々を回っている。また、この地域は島川(中川)の土手に沿って、大阪の落人が住みついたところと伝えられ、下駄屋、綿屋、醤油屋、かじ屋、箱屋、質屋、という屋号で呼ばれている農家が並んでいる。昔、農業のかたわら、川すじで商売をしていたなごりである。
昭和六十三年三月

一の鳥居

二の鳥居

全景

ずんぐりとユウモラスな構え狛犬。拡大写真はこちら。
(大正10年(1921)建立)

拝殿

拝殿内部

本殿


末社

末社と石碑

石碑


ささら獅子舞