さいたま市中央区八王子1-7-11 (令和7年1月7日)
東経139度36分58.80秒、北緯35度52分57.75秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、JR埼京線・与野本町駅の北西1.5km程の辺り、八王子の街中に鎮座しております。
御祭神 田心姫命・湍津姫命・市杵嶋姫命・正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命・天之穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野橡樟日命
由緒
八王子の地名は当社の鎮座に由来している。
祭神は田心姫命・湍津姫命・市杵嶋姫命・正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命・天之穂日命・天津彦根命・活津彦根命・熊野橡樟日命の八柱である。また、創建については明らかでないが、『融通念仏縁起』(京都清涼寺所蔵)によれば、正嘉年間(1257〜59)のころ、全国的に疫病が流行した時、与野郷のある名主が、念仏を修し、家内の老若男女もろともに疫病を免れたと伝えている。融通念仏宗の宗祖良忍上人は、比叡山の堂僧であったが、永久5年(1117)に阿弥陀如来から直授を受けて以来、一人の念仏と万人の念仏が相即融通する融通念仏を創唱し、庶民の間に広めた。その比叡山では八王子権現を守護神として祀っている。このようなことから、当社の創建は、中世に融通念仏を当地に広めた修験者によって念仏宗にゆかりのある比叡山から勧請されたことが推測される。
社蔵の棟札には「(梵字)奉修理八王子権現一社(中略)享保5庚子(1720)霜月10日別当東覺院寛清代」とある。東覚院は、本山派修験中尾村玉林院配下で、寛永年間(1624-44)に当地へ土着し、その後別当となった。神仏分離で同院は廃寺し、明治6年に村社に列した。
境内由緒書き より。
神社入口
境内
参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。
(皇紀2600年記念 昭和15年(1940)10月建立)
拝殿
浅間神社
境内社
境内社と石碑