神明社

さいたま市北区土呂町2-83-1 (令和年3月10日)

東経139度38分26.84秒、北緯35度55分52.56秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、JR東北本線・土呂駅の北東500m程の辺り、土呂町の街中に鎮座しております。

御祭神 天照大御神

由緒
当社は、大宮台地の東端に鎮座している。境内東側は低地で、江戸中期まで見沼が広がっていた。地名の「土呂」は、「瀞」と同じく静かに水をたたえる場所を示す語であることから、見沼に由来している。
創建年代は、史料がなく明らかではないが、中世展開した伊勢信仰により勧請されたものと思われる。また、境内に近年まで土呂のの大杉として親しまれた杉の大木の年輪は約八百年であったことから、これを見ても古社であることが知られる。ちなみに時代は下るが、境内にある文政5年(1822)の庚申塔は、かつて土呂在家の道山と呼ばれる所にあり、当地では伊勢参りの旅に出発することを「鹿島立ち」といって、当社に参拝してから必ずここに立ち寄って出掛けたと伝えている。
別当は、『風土記稿』に、真言宗の水光山神前寺浄織寺であると載る。同院は、明治初年の神仏分離後、同5年に廃寺となったが、このとき同院の長屋門を当社境内に移築、改造し、神楽殿とした。
明治6年4月、村社に列せられた。同13年2月、本殿を改築し、拝殿を新築した。『明細帳』によると、同40年5月、大字土呂字御嶽無格社御嶽社・同境内社三峯社、字稲荷山無格社稲荷社、字植嶽無格社稲荷社・同境内社神明社の5社を合祀した。
社領は、廃寺となった浄職院と合祀した5社の土地、田5反1畝と畑3反3畝8歩があったが、農地改革により失っている。
境内由緒書き より。

神社入口

拝殿

拝殿前の狛犬

(昭和18年(1943)建立)

神額


八雲社

庚申塔

石碑

土呂土地区画完成記念碑