大里郡寄居町末野495-1(平成18年9月10日)
この神社はJR秩父鉄道・波久礼駅の南南東約800m、国道140号線から349号線に入り、秩父鉄道の踏切をわたり南東に向かうと、すぐ右手に鎮座しています。線路脇で道路沿いの神社ですが、森のある静かで落ち着いた雰囲気を持つ神社でした。
案内が無く、社名が地域名なので、創建は何時か、どんな御祭神をお祀りしているのかは分かりません。拝殿の彫刻が目を見張るほど素晴らしく、鞘堂内の本殿が見えないのが残念です。
地域名の末野とは、須恵器を生産した野であったとも、荒川扇状地の行き詰まりの地であるという地形的な意味あいから付けられたとも云われているそうです。付近の山麓には埼玉三大窯跡のひとつである奈良期の「末野窯跡群」もあります。
神社入口 | 彫刻の施された拝殿 |
向拝の鳳凰と奥に寅と仙人? | |
挙鼻の、天女と翁・媼? | |
木鼻狛犬。気品のある顔立ちで、阿の足が後に流れています。 | |
拝殿虹梁右側の龍と波の精緻な彫刻(外側と内側から) | |
拝殿虹梁左側の龍と波の精緻な彫刻(外側と内側から) | |
拝殿角の狛犬彫刻 | 神殿改修記念の額にも龍と狛犬が飾られています。 |
本殿鞘堂 | 学問の祖・大木之森天神宮と末社二社 |
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