稲荷神社

桶川市寿2-13-10(平成19年1月20日)

 この神社はJR高崎線桶川駅の北500m程の辺りに鎮座しております。桶川宿の鎮守だったと云われるこの神社は、市街地に鎮座するにもかかわらず、鎮守の杜には大きなご神木が聳え、とても広い境内を持ち、明るく且つ清々しい神社です。境内には、嘉永5年に岩槻の三ノ宮鵜之助が持ち上げたという日本一の「大盤石」があり、とても人間業とは思えない大きさに仰天しました。また、江戸時代から紅花の特産地であったこの地の鎮守に相応しく、紅花商人寄進の大きな安政石灯籠の奉納も見られます。境内社もしっかりとした造りで、絵馬収集家の妻は可愛いお狐様の絵馬に喜んでおりました。

 平成18年12月、稲荷神社の世話人代表、大久保さんよりメールを戴き、「当神社のHPにリンク致しました。」との事。相互リンクを貼って戴いている神社に参拝していないのは、失礼ではないか…と云う訳で、今回参拝のはこびとなりました。

由緒書きはこちら。

社号標と神社入り口。

境内の雰囲気。

拝殿正面。

拝殿内部の様子、奥に本殿正面。

本殿覆い屋。

日本一「大盤石」(力石の中でも特別に大きい石)。何と610kg。三ノ宮卯之助が上げたと云う。とても人間業とは思えない。しかし卯之助が持ち上げた力石は全国で3個確認されているようです。詳しい説明はこちら。

紅花商人寄進の安政石灯籠。ここ桶川は、江戸時代から紅花の特産地で、山形の「最上紅花」に次ぐ産地であったようです。山形よりも1カ月も早く収穫できたことから「早場物」として 珍重され、大いに栄えたようです。

上とは別の灯籠では稲荷神社らしく、お狐様が楽しそうに遊んでいます。

絵馬もご覧の様に可愛いお狐様です。

左より、琴平社、八雲社、阿夫利社、雷電社。

神楽殿 裏参道入口