熊谷市須賀広(平成21年7月5日)
東経139度20分14.84秒、北緯36度6分25.1秒に鎮座。
この神社は大きな溜池・大沼の中の島に鎮座しています。周辺は大沼公園として整備され、周囲のアカマツ林は県の自然環境保全地域に指定されています。沼内にある弁天島までは朱の神橋が架けられ、中の島内には小振りながらも綺麗な社殿が建立されていました。
嘗てこの島には日本最古の紀年銘・嘉禄3年(1227)を持つ板石塔婆が奉納されていましたが、現在は市教育委員会で収蔵され、此処に置かれているのは緑泥石片岩を用いたレプリカです。因みに[埼玉県板石塔婆調査報告書、1981]によれば、旧江南町には全国最古、二番目、三番目の板石塔婆が存在しているそうです。
この社に案内は無く、御祭神は弁財天ですが、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
神社遠景 |
沼内にある弁天島まで架かる弁天橋 | 弁天島案内標 |
神社全景 |
境内入口に建つ明神鳥居 |
社殿 | 社殿内の様子 |
日本最古の紀年銘・嘉禄3年(1227)がある板石塔婆(レプリカ) 現在は市教育委員会で収蔵され、此処に置かれているのは緑泥石片岩を用いたレプリカです。 上半分には阿弥陀如来の座像、観音・勢至菩薩の立像を彫り出し、下半部に銘文が陰刻してあります。 現存高143cm、幅61cm、厚さ12cm 教育委員会案内はこちらで |
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静かに細波だけが立つ大沼の様子 |