菖蒲神社

久喜市菖蒲町菖蒲 (平成14年12月29日)

東経139度36分26.11秒、北緯36度3分52.77秒に鎮座。

この神社は、樹齢300年を超す藤の花が有名なようです。古くは袋神社、袋明神社とも呼ばれ、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を御祭神とする神社です。現在の御祭神は袋田大明神、鷲宮大明神、久伊豆大明神の三神で、五穀豊穣、厄除、病気平癒に霊験あらたかとか。

菖蒲神社は、古くは袋田者、袋田明神社とも呼ばれ、奇稲田姫命を祭神とする神社で、境内は東西二十五間(約45m)南北四十三間(約77m)で、面積は1,715坪を有していた。
現在の祭神は袋田大明神、鷲宮大明神(武夷鳥命)、久伊豆大明神(大己貴命)の三神で、五穀豊穣、厄除、病気平癒に霊験あらたかという。御神体は銅鏡で、本地薬師の像が彫られており、裏に寛文九年(1669)九月の銘がみられる。
新編武蔵風土記稿には末社として稲荷天神合社、雷電社、大黒天金毘羅秋葉聖徳太子合社があり、ほかに村内には稲荷社(村民持)、愛宕社(慈眼院持)、若宮八幡社、三所権現社があったと記されている。
毎年一月十五日には、注連飾やお札を持ちより左義長が行われる。左義長は「どんど焼き」ともいわれ、長い竹数本を立て、門松や書初めなどを焼き、その火で焼いたモチを食べると一年間の病が除かれるというものである。
なお、三月下旬から五月下旬までの二、七の日には、鳥居前の通りに植木市が立ち賑っている。
菖蒲町教育委員会

境内と拝殿

本殿

木鼻
項垂れてしょんぼりしているような犬型の垂れ耳狛犬