生出塚(おいねづか)神社

鴻巣市天神1-6-14 (令和6年11月4日)

東経139度31分23.40秒、北緯36度03分24.95秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、JR高崎線・鴻巣駅の東1km程の辺り、天神の街中に鎮座しております。

御祭神 菅原道真公

由緒
当社は、もとの生出塚村の鎮守として信仰されてきた神社である。創建の時期は不明で、元来は天満宮と称し、菅原道真公を祀ってきたが、明治40年(1907)に社号を生出塚神社と改めた。生出塚(おいねづか)という地名の由来はさだかではないが、日本書紀安閑天皇元年(534)に記述のある武蔵国造の乱において当地の豪族笠原直使主(かさはらのあたいおみ)と争った同族の、笠原小杵(かさはらのおきね)と関わりがあることが推測される。この小杵を葬った古墳がこのあたりにあり、小杵塚(おきねづか)と称していたのが、いつの頃からか、「おいねづか」となり、現在の「生出塚」という字をあてるようになったのではないか。当社にまつわる古文書類がなく、その由来を確かめることもできないが、古墳の上に社を祀る事例は各地にあり、このことからすると、この小杵塚が削られて畑地になった後に社が残り、その社が後に天満宮となったのではないだろうか。
この近辺からは埴輪窯跡や、その他多くの遺跡も発見されており、古代からこの地域の人々の生活の場であったことがわかるが、当社も、古くからこの地域の人々に崇敬されてきた社であったのではないかと思われる。
境内由緒書き より。

神社入口

参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和9年(1934)5月25日建立)


絵馬

力石