雷神社

加須市中種足 (平成21年6月24日)

東経139度34分07.12秒、北緯36度04分50.88秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、加須鴻巣線(38号線)を鴻巣方面に向かい、榎戸信号を左折して進んだ右側にあります。種足小の近くです。一の鳥居(嘉永4年)の前に、享保7年の青面金剛像がありました。参道を進むと、昭和12年の狛犬が居ります。水盤は宝暦13年、燈籠は寛政2年のものでした。神社に奉納される「獅子舞」は、町指定無形民俗文化財です。

当社は別雷命を主祭神とし、恵みの雨を降らせ、五穀豊穣をもたらす神として崇敬される。
古老の伝えによると、昔、千坪余りの荒地に古木が林立し、たびたび雷が落ちたという。村人はそれを憂い、雷よけのため別雷命を勧請したところ、雷が落ちなくなった。それ以後、村の鎮守として崇めてきたという。
当社の創建は明らかではないが、享保十九年(1734)に、神祇管領から「正一位雷神宮」の神階を受けた旨の報告祝詞がある。
なお、明治から大正にかけて行われた神社の統廃合により、上・中・下種足の総ての社がここに祀られている。
境内由緒書より。原文はこちら。

雷といえば群馬県が有名ですが、この辺りも雷が多かったのでしょうか。避雷針の無い時代はなかなか大変だったようです。

神社入り口

参道

体つきは江戸流れですが、顔は栃木に近いような、拡大写真はこちら。

(昭和12年(1937)建立)

拝殿と社額

本殿

稲荷大明神

稲荷大明神本殿。彫刻と狐さん達が見えます。

神楽殿。獅子舞が舞われるのでしょうか。

境内の末社や石祠

宝暦13年の水盤

享保7年の青面金剛像 寛政2年の燈籠