千方(ちかた)神社

加須市土手2−9−21(平成19年12月16日)

東経139度35分26.76秒、北緯36度7分31.5秒に鎮座。

 この神社は東武伊勢崎線・加須駅の北西約1kmに鎮座しています。松の古木が聳える入口から道路と並行に結構長い参道が続き、広葉樹の葉が落ちた境内は明るく、最奥に落ち着いた佇まいの社殿が建っています。

 御祭神;神日本磐余彦命
 由緒:旧村社で、古くから旧礼羽村千方(現加須市礼羽)の鎮守でした。
 千方神社はこの社と加須市中央と羽生市堤の三社のみのようです。「千方」という社名は佐野唐沢山城主鎮守府将軍・藤原秀郷の六男藤原千方が、父秀郷同様、鎮守府将軍の地位に付きこの地方の徳政を行った功績により、鎮守千方大神として祀られたのが由来と伝わっています。
 そしてこの社には、「千方様」と言われる束帯彩色の座像が収められているそうです。

社号標 神社入口
参道の様子 境内入口
境内の様子
明治28年生まれの江戸流れ狛犬
ほとんど口を開けていない阿は蛙のような子狛を連れ、吽は玉を持っています。この地域の流れとしては、結構尾が上がった造りです。鬣の渦が大輪のボタンやバラの花のように見えます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治28年(1895)11月5日建立)
拝殿 本殿
末社、八幡大神・出羽大神、湯殿山遙拝所 末社三社
不二仙元大菩薩 足尾山大神
末社群