加須市上樋遣川4396 (令和7年5月8日)
東経139度38分12.14秒、北緯36度09分25.39秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、東北自動車道・加須ICの北北東3km程の辺り、上樋遣川の街中に鎮座しております。
御祭神 三諸別王
由緒
当社は第12代景行天皇56年(127)、三諸別王が当国平定の詔を奉じ、当地方の開発に当った。領民は王の徳を称え、御陵である諸塚に社殿を建立し、その御神霊を祀るを創祀と伝えられる。
御祭神三諸別王は賊に追われた時、産屋に隠れて難を逃れ、産婦に安産を約した事から、諸難除、特に安産の神として信仰され、又王が火矢を用いた事から火箭里の地名が生まれ、此の樋遣川地区の総鎮守として御室様と親しまれ、篤く崇敬されて来た。往古は三室社と称したが、寛政10年(1798)仁和寺宮が「御室社」と染筆し、以来此れに倣う。
此の諸塚は樋遣川古墳群七塚の一つで、鬱蒼として樹木に覆われているが、王が松葉で目を痛めた事から、今も松は無く、正月飾りにも松を用いる事は無い。
現在の本殿は元禄3年(1690)に造営された「一間社流造り」で、享保・延享・宝暦年間に修復がなされ、境内には末社として八幡雷電合殿社並びに堀田相模守の石祠が祀られている。
境内由緒書き より。
参道入口
一の鳥居
二の鳥居
神門
神門前の狛犬。拡大写真はこちら。
(寛政4年(1792)壬子6月朔日建立)
拝殿
本殿
本殿脇の陶器製狛犬
境内社を護る狛犬
(昭和15年(1940)12月建立)
庚申塔
御室塚案内