川口市芝6299 (令和6年9月13日)
東経139度41分32.28秒、北緯35度50分16.31秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、東京外環自動車道・川口西ICの西南西800m程の辺り、芝の街中に鎮座しております。
御祭神 大鷦鷯尊
由緒
氷室神社の創建は古く、村民の口伝えによれば、遠く建武の時代以前(およそ700年前)にさかのぼります。天正19年(1591)徳川家康公によって朱印地大明神領として米5石を寄進されたとあります。
御祭神は大鷦鷯尊で、第16代仁徳天皇であります。天皇は応神天皇の皇子で、日本書紀によれば幼くして聡明叡知、天皇になられてからは仁寛慈恵のお方であります。
仁徳天皇の御製に
高どのに 上りてみれば 天の下 四方に烟りて 国ぞ富みぬる
とありますように、天皇は日々、浪速の高津の宮の高台にのぼり、家々から朝餉や夕餉の煙の立たないのを見て、民の貧窮を察し租税や賦役を免除するなど仁政をおしきになられたお方であります。
明治期の記録(神社明細張)によれば、境内の面積は1740坪、社殿は本殿と拝殿そして神楽殿もあり、境内には、御嶽社・天神社・稲荷社・三峯神社・従殿宮社が祀られておりました。末社として十度明神社があります。
現在の社殿は一間社流造で、例祭は毎年10月15日であります。往時はご祭礼の幟が氏子によって立てられ、奉納芝居や出店がでたりして、誠ににぎやかで、この近辺の厚き崇拝をうけていた神社であります。
境内由緒書き より。
参道入口
拝殿
手水鉢
境内