川口市安行1059 (令和6年9月2日)
東経139度45分27.42秒、北緯35度50分46.51秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、東京外環自動車道・川口東ICの東南東500m程の辺り、安行の街中に鎮座しております。
御祭神 素盞嗚命・奇稲田姫命・大己貴命
由緒
往古、鎮座地は老杉の茂る神さびた所で、『郡村誌』には「社地中に杉の大木あり」と記録されている。この大木は旧社殿の東隣にあったもので、昭和20年代に自然枯死したため、伐採売却され、その代金の一部をもって社殿を改築している。この時、社殿は30m余り西の現在地に移転している。
祭神は素盞嗚命で、本殿には衣冠男神座像が奉安される。
社蔵の棟札によると、元禄13年(1700)12月に当社の拝殿が造営されている。当時の別当住僧は、自現房快宥である。快宥は、越後国出雲崎町にある円明山快栄法印の弟子で、学問修行のため、縁あって当地の真言宗赤芝山円福寺に入り、当社の造営に助力する。住居は、当地の中山氏が山林2畝18歩に証文1通を添えて寄進している。この円福寺は、当社の南西側にあったが、明治打年の神仏分離により廃寺になっている。
明治期、当社は大字安行原に鎮座する九重神社に合祀されることになったが、氏子が一丸となって反対したため合祀を免れている。『明細帳』によると、明治40年6月7日、大字安行字立ノ崎の無格社氷川社、字大原の無格社神明社、字宮下の無格社金山社、字宮越の無格社浅間社を合祀している。このうち氷川社は当社本殿に合祀し、他の3社は境内に合祀したため、現在、境内に三社様と呼ばれる社がある。
境内由緒書き より。
参道入口
参道
参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。
(文久2年(1862)壬戌6月吉祥日建立)
拝殿
拝殿前の台湾狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)