川越市新宿町1(平成17年10月1日)
由緒によると人皇十代末、太郎俊任公が謀反を起こし、東下りしてこの地に隠遁していましたが、追っ手の追撃に逃げ出し行方しれずとなり、さる翁の夢枕に立ち都落ちの経緯を話し、不思議に思った翁は小祠を建てこれを祀りました。その後日本武尊が蝦夷討伐の折当地に野営、尊は俊任公の罪を免じ社地を与えられました。次いで尊の身罷った後、翁は尊の神霊を勧請し、以来三社大権現として崇められ、代々かの翁の家・木村家で祀られていたとのことです。その後須佐之男命、大己貴命、日本武尊、末の太郎公などを合わせ祀り金毘羅三社大権現とし、天慶二年東国の金神の総社となりました。その後戦火で社地が変わったりしましたが、永正年中現在地に戻るとともに雀ノ森氷川神社と改称し、新宿の鎮守となりました。詳しくは拡大写真でどうぞ。明るく綺麗な境内はしっかり整えられ、新しい社殿と中に納められた彫刻の素敵な本殿は見応えがあります。
本殿裏の氷河大明神碑
境内の様子
境内社・浅間神社
境内社・稲荷神社
拝殿
彫刻の見事な本殿
境内社・榛名神社
本殿鞘堂