春日神社

川越市砂新田140(平成21年6月13日)

東経139度29分38.21秒、北緯35度53分20.35秒に鎮座。

 この神社は東武東上線・新河岸駅の西北西約650m、高階郵便局北に鎮座しています。小規模の神社ですが、石垣の上の境内は、古墳の上に建てられているともいわれる通り、近隣から比べるとここだけが盛り上がった感じがします。鞘堂内の本殿は江戸彫彫刻で飾られた一間社流造で、側面には彫りの深い素晴らしい彫刻が施されています。

 御祭神:天児屋根ノ命、比売ノ神、経津主ノ命、武甕槌ノ命
 境内社:八坂神社、稲荷神社
 由緒:旧村社で砂新田の産土神です。慶安年間(1648〜52)の創建と伝えられ、子供の成長を願う神様として崇敬されています。

社号標「村社 春日神社」
社頭
境内入口の明神鳥居
狛犬と拝殿
本殿正面 本殿鞘堂
本殿
江戸彫彫刻で飾られた小型の一間社流造で、屋根はこけらぶきを模した板ぶきです。覆屋の板床上に据えられていますが、覆屋は三方に高欄を付けた舞台風の作りになっています。彫刻も細かく手の込んだ物で、全体的に工芸品を思わせる作りになっています。壁面の彫刻は、左側面が竜と琴を弾く婦人、右側面は虎とおきなと童子で、背面にはなく、立体感があります。
「東都彫工嶋村俊正 (花押)」 の刻銘があります。
「本殿案内」はこちらで

(案内板より)
境内社:八坂神社
境内社:稲荷神社