日枝神社

川越市小仙波町1(平成17年10月1日)

この神社は西武新宿線・本川越駅の東北東1km、天海僧正や春日局縁の喜多院の東に鎮座しています。喜多院創建時にその鎮守のため比叡山坂本の日吉山王社を勧請して建てられたもので、日枝神社は日吉といい、山王権現とも呼ばれています。東京赤坂の日枝神社は、太田道灌が江戸城築城にあたり文明10年(1478)にここから分祠したのが始まりで、看板には誇らしげに東京赤坂日枝神社本社と書かれていました。本殿は寛永15年(1638)の川越大火後に再建されたもので、三間社流造り、重要文化財に指定されています。御祭神は大山咋神です。尚、戊辰戦争で上野の寛永寺が焼失した後、日枝神社の南にあった本地堂(講堂)が明治9年上野に移築され、明治12年に完成、現在の寛永寺本堂となったのです。

神社全景

拝殿

本殿