鷲神社

春日部市小渕2150 (令和3年3月27日)

東経139度44分58.44秒、北緯35度59分46.52秒に鎮座。

この神社は、東武伊勢崎線・姫宮駅の南東1km程の辺り、小渕の街中に鎮座しております。

御祭神 天穂日命

鷲神社
当社は春日部市内の杉戸町の飛び地にあり、境内中央より右側が杉戸町本郷の氏子が管理する鷲神社で、左側は春日部市小渕の氏子が管理する鷺神社である。
鳥居の額に二社の社名が併記されており、拝殿及び本殿は板壁によって左右にしきられている。一棟の中にそれぞれの御神体が祀られている。
元旦には、両社の総代が集まり運営の相談をしている。

鷲神社拝殿改修記念碑
鷲神社は、杉戸町本郷地域の鎮守として、家内安全、事業繁栄、五穀豊穣をお守りいただき、古き昔より深い信仰を集めて参りました。
然るに近年、拝殿の痛みが激しく、改修に向けて小渕鷺神社総代と協議を重ねると同時に氏子各位の力強いご支援をいただいた結果、差し昇る朝日に光り輝く立派な拝殿の完成を見るに至りました。依ってここに完成を祝し永く記念といたします。

鷺神社略記
江戸時代後期に記された「新編武蔵風土記稿」小淵村の項に「百余尊権現社村の鎮守なり、祭神詳ならず」とあるのが当社であり、現在は「国常立命」を奉斎している。
明治元年(1868)の神仏分離までは小淵不動院の支配が確認されている。また、この機に社名を「鷺神社」と改め、明治4年(1871)には小淵村村社となり、氏子からは「小淵の鎮守様」として親しまれている。明治22年(1889)に小淵村は他の6村と合併し「幸松村」となったため、当社は大字小淵の総鎮守となった。
当社本殿は一宮二社で、拝殿の中央を板壁で仕切り、向って左側が春日部市小渕の「鷺神社」、右側が杉戸町本郷の「鷲神社」となっている。全国でも大変珍しい様式である。
この度、長年の風雨に晒され拝殿の老朽化が著しくなったため、氏子及び小渕6地区(自治会)長等が協議し、平成28年より拝殿修復に向けての奉賛活動が展開され修復工事を実施した。
境内由緒書き より。

神社入口

神額

拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(元治元年(1864)甲子建立)

拝殿内部

本殿

本殿縁側の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)


末社

石祠