浅間(あさま)神社

入間郡三芳町上富1951(平成21年6月13日)

東経139度30分0.63秒、北緯35度50分33.32秒に鎮座。

 この神社は関越自動車道・三芳PAの北西約700mに鎮座しています。道路に面した極小規模の神社ですが、境内右側には標高6mの「八軒家冨士塚」があり、此の地の冨士信仰の根強さを感じさせます。「冨士嶽神社」の社額が架かり、往古は現社名とは異なっていたようです。又、冨士塚には弊を持つ石製の猿が居ました。

 御祭神:木花開耶姫命
 由緒:浅間神社は富士山への信仰を背景に、富士塚を伴いつつ勧請されてきました。この社は天保4年(1833)の勧請と伝えられ、八軒家をはじめ近隣の冨士講の人々によって信仰されてきました。講では富士登山に代わる富士塚への当拝、富士吉田の御師による配札、富士山への代参が行われていました。

社頭
境内入口の明神鳥居
境内の様子
社殿
本殿と「冨士嶽神社」額
標高6mの「八軒家冨士塚」
冨士塚を守る神使い・弊を持つ猿
冨士塚の碑「小室浅間神社」「登山四十五度大願成就」