勝呂神社

行田市若小玉2630(平成19年12月16日)

東経139度29分8.32秒、北緯36度8分54.69秒に鎮座。

 この神社は秩父鉄道・東行田駅の東北東約1.3km、国道125号線と行田バイパスに挟まれた地域に鎮座しています。
 旧村社で、落ち着いた佇まいの神社ですが、案内が無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。拝殿の彫刻が素晴らしく、境内社に榛名神社が祀られています。
 例祭は9月20日で、この地域で伝承されている「三匹獅子舞」が奉納されます。この「三匹獅子舞」は文化11年(1814)以前(獅子舞再興の記録あり)から舞われている由緒ある伝統行事で、ヤマタノオロチ伝説に基づいた「鐘巻」が含まれています。

社号標「村社 勝呂神社」 神社入口
入口、大正2年生まれの狛犬
阿は玉を持ち、吽は子を連れています。瞳が線書きされた優しそうな江戸流れ狛犬です。ちょっと彫りが堅いかな。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正2年(1913)1月建立)
境内の様子 神楽殿
拝殿
拝殿内の様子

拝殿の挙鼻・親子龍
拝殿欄間左右の彫刻
狛犬と鳳凰
拝殿の木鼻・狛犬と象
本殿覆い屋 境内社・榛名神社
境内社・榛名神社の狛犬
明治26年生まれの江戸流れ狛犬です。頭部を90度曲げた顔は平面的で頬骨が高く、阿吽ともに平歯が良く見えます。
 狛犬の拡大写真はこちらで
(行田石工・大塚松五郎 明治26年(1893)5月吉日建立)