豊栄神社

深谷市黒田1497(平成21年7月5日)

東経139度15分23.77秒、北緯36度7分24.55秒に鎮座。

 この神社は関越自動車道・花園ICの北東約500mに鎮座しています。明るくすっきりとした感じの境内で、右側には遊具も設えられています。
 拝殿内には「無形民俗文化財指定・黒田ささら獅子舞」に使用される獅子頭が6頭保存されていますが、平成6年の時点で獅子頭一頭が60万円もするという案内板の説明を見て、根っからの貧乏人根性の持ち主の私としては、ビックリ!! 一点ずつの手作り製品なので妥当なお値段なのでしょうが、伝統芸能を守る…ということが大層お金もかかり、又、継承者の老齢化・人手不足などの昨今の状況に、改めて想いを馳せた神社でした。

 この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
 ただし、黒田ささら獅子舞が江戸時代中期から伝承されているようですから、少なくともその時期以前の創建であり、又、覆い屋内には文化元年(1804)造営の赤口神社本殿(一間社流造)・二柱神社本殿(一間社入母屋)が鎮座しているようですから、御祭神も少なくとも三柱は祀られているようです。
 例大祭は10月第2週末にあり、黒田ささら獅子舞保存会によりささら獅子舞が奉納されています。

神社入口
社号標 境内の様子
拝殿前、昭和30年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和30年(1955)12月建立)
拝殿
拝殿内の様子
拝殿内に保存されている獅子頭 6頭

本殿覆い屋
末社:左から
荒御魂神社、戸隠神社、瑞穂神社